女性の防災セットは何が違うか
女性用の防災セットも最近では多くなりました。
「女性用」とあるからには、それ以外の防災セットと違う部分があるのでしょう。
では一体、女性用の防災セットは何が違うのか。
Amazonと楽天市場で、それぞれレビューの評価が高い女性用防災セット、「MT-NET 防災セット 女性用 1人用 防災リュック」と、「女性のための非常持出セット」を見てみます。
2つの中味は次の通り。
ランタン
コンパクトAM/FMラジオライト
単3電池
コンパクトエアーベッド
非常用給水袋
志布志の自然水
ブルボン保存食
缶入りソフトパン
非常用トイレ
ペーパースリッパ
レスキューシート
生理用ナプキン
大人のからだふき
防犯ブザー
ヘアブラシ
水のいらないシャンプー
ヘアゴム
ドレスアップミラー
フェイスタオル
使い捨てペーパーショーツ
T字カミソリ
綿棒
絆創膏
爪磨き
ハサミ
耳かき
爪切り
毛抜き
サージカルマスク
滑り止め付き軍手
カラビナ付LEDライト&ホイッスル
ポケットティッシュ
歯ブラシセット
防災手帳
防災用ウェットシート
IDホイッスル
カラビナリング
歯ブラシセット
防災用ウェットティッシュ
マスク
軍手(女性用)
防災の心得
フェイスタオル
生理用ナプキン
ブランケット
ソーラーダイナモLEDライト
綿棒&バンソウコウ
ヘアブラシ
ヘアゴム
5年保存水
カンパン
給水袋
使い捨てカイロ
ソーイング&ミラー
携帯用トイレ
こうして一覧にすると、その膨大な量に何がなんだかわからなくなりそうですね。
女性用の防災アイテムってこんなにあるのか!と唸ってしまいそうですが、よくよく見てみると、その大半は、基本の防災セットに含まれているものばかり。
そこで、女性用防災セットだけのアイテムをチェック!
生理用ナプキン
防犯ブザー
ヘアブラシ
ヘアゴム
爪磨き
ドレスアップミラー
T字カミソリ
カラビナリング
生理用ナプキン
ヘアブラシ
ヘアゴム
ソーイング&ミラー
共通しているのは生理用ナプキン、ヘアブラシ、ミラーですね。
こうしてみると、女性用だからといって、特別に必要な防災アイテムはそれほど多くないということが言えそうです。
女性の防災セット、自作のポイント
女性用防災セットだけに入っているアイテムがわかったのだから、自作するときには基本の防災セットにそれらを足すだけでよいのでしょうか。
実はそれだけでは十分とは言えません。
ここでもう一度、女性にとって必要なものを考えてみましょう。
まず、女性が男性と違うのはトイレの回数。
これは高齢者にもあてはまります。
ですからいざというときの携帯トイレは多めに入れておきたいもの。
その分、手洗いの回数も増えますから、ウェットティッシュも十分な量を入れておきます。
身体も清潔に保てるよう、シャワーナップあるいは赤ちゃんのおしりふきのようなものと兼用できるといいですね。
あとはトイレポンチョ。
十分な目隠しのない避難所で身体全体を拭いたり、着替えのときに役立ちます。
冷え対策も重要です。
少々かさばりますが、アルミブランケットのほかに、ストールや毛布などがあると安心です。
使い捨てカイロも多めに入れておきましょう。
つまり、女性用防災セットには、衛生と防寒のためのアイテムを充実させる必要があると言えるのです。
ただし。
これらを増やすことで、背負えないほど重くなってしまっては本末転倒。
アイテムが増える分だけ、減らせるものは減らす、コンパクトにできるものはコンパクトに、兼用できるものは兼用して、軽量化を図りたいものです。
たとえばラップは外箱を外して中味だけにする、トイレットペーパーは芯のないものにする、ラジオはスマホのラジオアプリにする、黒い大きなビニール袋はレインコート、トイレポンチョに使い回す、などです。
リュックの重さもあなどれません。
しっかりしたつくりのリュックは背負いやすく、移動しやすいのですが、それなりの重さがあります。
一方、ペラペラのリュックは、入れたもののかたちがそのまま影響して、背負いにくい上に頼りないのですが、かなり軽いのもたしか。
何を優先させて、何に目をつぶるかを自由に決められるのが自作の最大のメリットです。
基本の防災セット自作マニュアルでもご紹介した防災アイテムを上手に組み合わせて、自分だけの防災セットを自作してください。